部屋が寒い!暖房が効かない!その原因と防寒対策について

部屋が寒い!暖房が効かない!その原因と防寒対策について

厳しい寒波が押し寄せる今日この頃、暖房の効いた暖かい部屋から出られないという方も多いのではないでしょうか。

そんな冬の季節には欠かせない暖房ですが、世の中には「暖房をつけていても部屋が寒いまま」と困っている方も少なからず存在するようです。

せっかく高い電気代を支払っているのに、これでは意味がありません。それに、快適に過ごせるはずの部屋がずっと寒いままだとストレスも溜まりますし、体調も崩してしまいます。

そうなるとエアコンのメーカーに電話して「お前んとこの暖房全然効かへんやんけ!金返せオラ!」と文句の一つも言いたくなるかもしれませんが、原因はエアコンではないかもしれませんよ!

今回この記事で、暖房が効きにくい原因・部屋が寒くなる原因とその対処法についてご紹介しますので、エアコンメーカー様にクレームを入れるのは少し待ってくださいね。

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暖房をつけても部屋が寒くなる原因

暖房最近は断熱材を用いた住宅も増えてきており、昔に比べれば部屋の防寒対策は整っているといわれています。しかし、それでも部屋が寒くて困っているという方は多いようです。

というのも、冬に部屋が寒くなる大きな原因の一つは「窓」にあります。
暖房をつけた部屋でも窓際に行くと冷気を感じますよね。実は部屋の暖気の半分以上は窓から逃げてしまっているのです。

これは窓の構造上の問題で、窓枠と窓ガラスの間にどうしても隙間が空いてしまうので、そこが暖気の逃げ場所になっており、また外の冷気の入り口にもなってしまいます。

更に冷気は暖気よりも重く、下へと降りていく性質があるため床も冷えてしまい、結果として部屋全体の暖気が弱まってしまうというわけです!
こういった環境では、いくらエアコンで暖かい空気を送り込んでも効率が悪いのは当然でしょう。

暖房の効きを良くするための防寒対策

暖房の効きが悪くなる原因、部屋が寒くなる原因が判明ところで、次にその対処法をご紹介しますね。
まずは一番の諸悪の根源である「窓」からいってみましょう!

窓側の防寒対策

部屋の窓際暖房の効きを悪くし、部屋を寒くしてしまう大きな原因である「窓」。
そこで重要な防寒対策のキモは「冷気を入れないこと」と「暖気を逃さないこと」の2点両方を押さえておくこと。
その具体的な対策方法は以下のとおりです。

断熱シートを窓全体に貼る

部屋が寒い、暖房が効かないと感じた時に真っ先に試していただきたいのが、断熱シートを窓に貼る方法です。断熱シートは一般的なホームセンターでも販売されており、安いものなら1,000円未満、高いものでも2,000~3,000円とリーズナブルな価格ですので、気軽に試せる防寒対策の一つと言えるでしょう。
リフォームすると何万円、何十万円とかかってしまうので、それを考えると安いものですね!

断熱シートを窓に貼ることで、窓と室内の間に空気の層を作り、この空気の層が外の冷たい空気をシャットアウトし、中の暖かい空気を閉じ込めてくれるのです。
仕組みとしてはダウンジャケットをイメージしていただくと分かりやすいでしょう。

ただ、ここで注意していただきたいのが、断熱シートは窓のガラスの部分にだけ貼るのではなく、フレームも含めた窓全体にしっかり貼ることです。

ちなみに、窓用の断熱シートは透明タイプになっているため、窓の光が遮られて部屋が暗くなるという心配はありません。ただし窓の景色は見えなくなるので、その点は予め留意しておいて下さい!

隙間テープを窓の隙間に貼る

上記の断熱シートを貼っても、なお部屋の寒さが改善されない……そんな方は隙間テープも試してみて下さい。

断熱シートを貼っても部屋が寒いままということは、窓のサッシが経年劣化で窓枠との隙間が空いてしまい、そこから空気が漏れている可能性があります。
そこをカバーするのが隙間テープですが、これは百均で売っている安いもので構いません。

ただし、隙間テープを貼り終えた後は窓の開け閉めがちゃんとできるか確認しましょう。場合によってはテープが圧迫してしっかりと閉まらないこともあるので、その場合は貼り直しです。

カーテンを取り替える

以上が窓に直接手を加える防寒対策でした。
これだけでも部屋の寒さ、暖房の効きの悪さは十分に改善できるかと思いますが、もう一つの対策として「カーテンを取り替える」というものがあります。

意外と知らない方もいるようですが、カーテンは窓の外からの光や人の視線を遮断する役割だけでなく、窓から伝わる冷気を抑える効果もあるのです。

なので、カーテンの丈が短かったり薄手の生地だったりすると、十分に冷気を遮断できず部屋が冷えてしまいます。
金銭的に余裕があれば、冬場は裏地つきの厚手の生地を用いた、床まで届く長めの丈のカーテンを取り付けるといいでしょう。

床・壁側の防寒対策

フローリングの床さて、以上で部屋の寒さの主な元凶である窓の対策は万全ですね。

しかし、これで全てが解決したわけではありません。床や壁も部屋が寒くなる原因の一つですので、こちらもしっかりと防寒対策していきましょう。

カーペットを敷く

冬の寒さ対策としてホットカーペットを敷くのは定番の方法ですが、ホットカーペットは電気代が高くなってしまうためできれば使わずに済ませたいところ。
しかし部屋の冷えを抑える方法としては普通のカーペットでも多少なりとも効果があります。

フローリングの床は冷気を伝えやすいため、それをカーペットでブロックするだけでも部屋の冷え方は違ってきます。
ただ一口にカーペットといっても保温性・断熱性の低い素材のものもあるので注意が必要です。
ウールや羊毛などの素材を使用したカーペットであれば十分な保温性が期待できるでしょう。

また、カーペットの下にキャンプ等で使用するアルミシートを敷いておくと更に断熱効果が高まるのでオススメです!

ウレタンマットやコルクマットを敷く

小さいお子様がいる家庭なら、硬いフローリングの上で転んで怪我をしないように耐衝撃性に優れたウレタンマットやコルクマットを敷いていることが多いでしょう。
このウレタンマットやコルクマットも部屋の防寒対策として非常に有用なのでオススメです。

見たことがない方もいるかと思いますが、これらのマットはジグソーパズルのように小さな板を何枚も繋げて広げていく形になっているので、部屋の広さや形状に関わらず導入することが可能です。
ただし部屋の景観は結構変わってしまうので、その点は考慮しておいてくださいね。

断熱仕様の壁紙を貼る

最近の新しく建てられた住宅は断熱材を壁に施していることが多いですが、古い住宅では断熱性の低い壁になっていることもまだまだ多いです。
試しに壁に触れてみて、かすかにヒンヤリするな…と思ったら断熱仕様の壁紙を貼ってみるのも一つの手です。

ホームセンターに行けばオシャレなデザインの断熱用壁紙が売られていますし、防寒対策だけでなく部屋の雰囲気を変える意味でも楽しめるかと思います。
「賃貸だから壁紙を勝手に貼るのは……」と心配される方もいるかと思いますが、貼った後に簡単に剥がせるシールタイプの壁紙も多いので、その点は大丈夫でしょう!
とはいえ、キレイに剥がれない可能性もゼロではないのであくまで自己責任ですが……。

ちなみに、お金をかけずに防寒対策がしたいという方は、荷物の運送で緩衝材として使用される通称「プチプチ」段ボールを壁に貼るという方法もあります。

電気代の節約にもなる

家の電気代以上が部屋の寒さを改善するために知っておきたい防寒対策でした!
リフォームのように高いお金をかける必要もなく、いつでも誰でも簡単にできる防寒対策なので是非覚えておいて下さい。

これらの防寒対策を施すことで部屋の寒さが軽減されることはもちろん、暖房による電気代を削減・節約することにも繋がります。
冷えやすい部屋で暖房をかけ続けると通常よりも多くの電力を消耗してしまうので、それが解消されることは金銭的にも非常にありがたいですね。

基本的には暖房は冷房よりも電気代が高くなる傾向にありますが、もし冬の電気代が夏の電気代の倍近くもしくはそれ以上あるようでしたら、絶対に防寒対策が必要ですよ!
寒さに耐えて、お金ばかりがかかる……そんな世知辛い生活から解放されましょう!

まとめ

「暖房をつけても部屋がなかなか暖かくならない!」
「暖房を消すと、それはもう耐えられない寒さ!」
「なのに電気代はやたらと高い!」

そんな悩みをお持ちの方に、誰でも今すぐできる簡単な防寒対策をご紹介しました。

本来リラックスできるはずの自宅の部屋で寒さに震えながら過ごすのは辛いですよね。
そんな生活から抜け出すために、是非今回ご紹介した寒さ対策を試してみてくださいね!