税理士も利用している土地評価ソフトとは?
- 2020.09.09
- 税金・法律
依頼者が相続した土地の土地評価額を詳しく調べたいという時、税理士が使っているものとしては土地評価ソフトというものがあります。
税理士の中には、より詳しく土地評価額を知るために、こういったソフトを必須だと考えている人も、そうでないという人もいるでしょう。
ここでは、土地評価ソフトのメリットについてご紹介します。
相続の場面で土地評価ソフトを使うメリット
相続の場面で、より詳しく土地評価額を導き出すためには、路線価方式の方が優れているといえます。
これはどういうことかといえば、市町村が把握している固定資産税評価額や国税庁の出している倍率だけで出す倍率方式では、あまりにも簡易過ぎてしまうからです。
土地は区域にもよりますが、ほとんど真四角の形状はしておらず、道路に面している部分だけが狭かったり、一部が尖っていたりというようにいびつな形をしているということがほとんどです。
路線価方式では、こういった部分、不整形地や奥行価格といったものに関しては利用価値が低下するということで補正をかけ、減額することができます。
土地の相続では土地の価値が大きく関わるので、相続税を低く抑える節税のためにはこういった作業が欠かせません。
そこで、土地評価ソフトやCADソフトなどを使えばより細かく土地について精査できるため、便利です。
土地の形状に応じてどのような補正をかければよいのかを知り、税理士を頼ってきたお客さんの利益になるように働くことが可能です。
ただ、土地評価ソフトでできることは限られている
ただ、土地評価ソフトでは節税面では役に立つことは多いのですが、高いということで購入はためらうところでしょう。
また、相続をする家族間で行われる遺産分割協議などで揉めてしまうということも多く、そういった問題を解決するための手段としては使うことはできません。
土地評価ソフトを購入するかどうかは、税理士ごとの判断によるといえるでしょう。
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