ソフトの普及率と推移に見る今後のクラウド会計ソフト事情
- 2020.08.03
- 税金・法律
今やどの業界でも広く取り入れられているクラウド会計ソフト。
特に勘定項目の多さや計上額の大きさ故に他の業界に比べて税務の難易度が高いとされている建設業では、もはやクラウド会計ソフトは必須ツールの一つといわれています。
しかし、クラウド会計ソフトと一口にいっても色々な種類がありますよね。
建設業ではどんなソフトがおすすめなのか、また人気の高いソフトはどれなのか、当記事でご紹介したいと思います。
各クラウド会計ソフトの普及率について
日本国内では「弥生会計」「MF(マネーフォワード)クラウド」「freee」の3つが三大クラウド会計ソフトとして広く普及しています。
2018年度のデータでは、弥生会計が55.4%、MFクラウドが21.1%、freeeが16.5%、その他7%という割合となっていますが
2019年度のデータでは、弥生会計が57%、MFクラウドが21.5%、freeeが18.2%とそれぞれ増加傾向にあり、ますます三大クラウド会計ソフトの覇権が盤石なものになりつつあります。
特に増加率が高いのがfreeeで、こちらは優れたインターフェースに様々な業界での会計に最適化された豊富な機能など、特に近年高い人気を誇っている成長株ソフトです。
導入コストも比較的安いため、これからクラウド会計ソフトを導入したいと考えている方には一番におすすめできるソフトといえるでしょう。
建設業におすすめのクラウド会計ソフトは
さて、建設業におすすめのクラウド会計ソフトですが、やはりfreeeでしょう。
「未成工事受入金」や「完成工事高」といった建設業独自の勘定項目も用意されており、またレポート機能によって複雑な掛取引や資金繰りの管理・計上もこのソフト一つでラクラクこなせます。
月額2,380円のスタンダードプランでこれらの機能をフルに利用できますし、また無料で利用できる30日間のトライアル期間も設けられているので、一度使用感などを試した上で合わなかったら解約することも可能。
初めてクラウド会計ソフトを導入する方には非常に安心できるサービスといえます。
さらに年間39,800円のプレミアムプランであれば、確定申告に関するトータルサポートも受けられるので、顧問税理士をもたない中小の経営者の方にもおすすめとなっています!
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