ahamoと楽天モバイル、どっちがオススメ?料金やサービスの違いは?
- 2023.04.17
- 生活・買い物
2021年3月26日よりサービスが開始されたNTTドコモの格安SIMサービス「ahamo(アハモ)」。
これを期に、ドコモを含む既存の三大キャリアから乗り換えを検討している方も多いかと思います。
一方で昨年「月額利用料無料キャンペーン」で大々的に注目を集め契約者を増やした楽天モバイルも、現在でも格安SIMへの乗り換え候補として挙げられています。
そこで気になるのが、ahamoと楽天モバイルどっちを選んだ方がいいのか?という点ではないでしょうか。
一見するとサービス・プランの内容はどちらも似ているように思えますが、この両者の違いやそれぞれのメリット・デメリットについて当記事で解説してまいりたいと思います!
楽天モバイルの現在のプランについて
基本料金プラン
まず、楽天モバイルで用意されている基本料金プランは以下のとおりです。(2021年5月現在)
※料金表示は税込みです
月間データ通信量 | 1回線目 | 2~5回線目 |
---|---|---|
~1GB以下 | 0円 | 1,078円 |
1GB~3GB | 1,078円 | |
3GB~20GB | 2,178円 | |
20GB超~ | 3,278円 |
楽天モバイルではいわゆる三大キャリアとは異なり複雑なプラン設定などはなく、上記のワンプランのみとなっています。
「~1GB以下のプラン」「1~3GBのプラン」という風な独立した契約方式ではなく、毎月使ったぶんの料金が請求されるというシステムなので「ギガを余らせてしまい勿体ない」ということも、反対に「ギガが足りなくて追加データを購入してしまう」ということもありません。
ただでさえ安いのに、無駄なお金を払ってしまう心配もないというのが魅力的ですね。
また、1回線目の契約であれば1GBまでは無料で利用できるというのも楽天モバイルの大きな強みです。
2回線目以降はこの無料の特典はなくなりますが、1GB以上の通信量だと1回線目でも2回線目以降でも料金設定は同じなので非常に覚えやすく分かりやすいですね。
既存のキャリアの煩雑なプラン形式に辟易している……という方も楽天モバイルなら安心して契約できるでしょう。
無料通話について
楽天モバイルでは、「Rakuten Link」と呼ばれる専用の通話アプリが用意されており、こちらを利用することで制限なしの無料通話の利用が可能となっています。
ただしRakuten Linkを使わずに通話した場合、30秒22円(税込)の通話料金が発生してしまいます。
また、海外への通話で、かつ相手がRakuten Linkを使用していない場合は通話料が発生する可能性があります。
その分かりやすい早見表が以下となります。
発信先 | 国内への発信 | 海外への発信 |
---|---|---|
Rakuten Link同士 | 0円 | 0円 |
相手がRakuten Linkを使用していない | 0円 | 国・地域別従量課金 |
その他主なオプション
一般的なキャリア契約と同様に、楽天モバイルにも様々なオプションサービスが用意されています。
全てを紹介しているとキリがないので……特に利用率が高いと思われる主なオプションをピックアップしましょう。
オプション | 料金 |
---|---|
楽天モバイルキャリア決済 | 0円/月 |
テザリング | 0円/月 |
スマホ交換保証プラス | 715円/月 |
持ち込みスマホあんしん保証 | 715円/月 |
国際通話かけ放題 | 980円/月 |
テザリングやキャリア決済は無料で利用できます。
「スマホ交換保証プラス」や「持ち込みスマホあんしん保証」は端末の故障・紛失の際に新品同様の同一機種と交換してもらえるというサービスで、加入できるのは新規申し込みあるいは購入時のみとなっています。
「国際通話かけ放題」は、以下の海外指定66ヶ国への国際通話を定額で利用できるサービスです。
ただし、海外から海外への発信については、Rakuten Linkではない通常の通話アプリでは不可となっているので注意が必要です。
アイスランド、アイルランド、アメリカ(ハワイ)、アメリカ本土、アンドラ、イギリス、イタリア、インド、インドネシア、エストニア、オーストラリア、オーストリア、オランダ、カナダ、韓国、カンボジア、キプロス、ギリシャ、グアドループ、グアム、クロアチア、サイパン、ジブラルタル、シンガポール、スイス、スウェーデン、スペイン、スロバキア、スロベニア、タイ、台湾、チェコ共和国、中国、デンマーク、ドイツ、トルコ、ニュージーランド、ノルウェー、ハンガリー、フィリピン、フィンランド、ブラジル、フランス、フランス領ギアナ、ブルガリア、ベトナム、ペルー、ベルギー、ポーランド、ポルトガル、香港、マカオ、マルタ、マルティニーク、マレーシア、南アフリカ、ミャンマー、メキシコ、モロッコ、ラトビア、リトアニア、リヒテンシュタイン、ルーマニア、ルクセンブルク、レユニオン、ロシア
ahamoのプランについて
続いてahamoのプランについて見ていきましょう。
基本プラン
ahamoで用意されている基本料金プランは以下のとおりです。(2021年5月現在)
※料金表示は税込みです
基本料金 | 2,970円/月 |
---|---|
データ容量 | 20GB |
データ追加 | 550円/1GB |
国内通話料金 | 5分間無料 ※超過後30秒につき22円 |
海外ローミング | 20GBまで無料 |
ahamoのプランは楽天モバイルよりも更にシンプルで、データ容量20GBで月額2,970円のワンプランとなっています。
あれこれ悩まずにすぐに契約できる気軽さと分かりやすさはahamoの特徴の一つといえるでしょう。
ahamoと楽天モバイルの比較
それでは、ahamoと楽天モバイルの料金プランについてわかりやすく比較してみたいと思います。
ahamo | 楽天モバイル | |
---|---|---|
基本料金 | 2,970円 | 0~3,278円 |
データ通信量 | 20GB | 従量課金(無制限) |
無料通話 | 5分間無料 | 無制限(専用アプリ使用時) |
海外利用 | 82の国・地域が対象 | 60の国・地域が対象 |
料金の安さを重視するなら楽天モバイル
上記の比較を見ていただいても分かる通り、料金の安さでいえば圧倒的に楽天モバイルに軍配が上がります。
唯一例外としては、月々のデータ通信量が20GB以上に達した場合のみahamoの方が安くなっていますが、普段家で使用する時は固定回線のWi-Fiに接続するなど20GB以内に収めればahamoより楽天モバイルの方が約800円安くなります。
また、そもそも「Youtubeなどの動画をあまり見ない」「ネットゲームもしない」というライトユーザーでしたら、通信量20GBに達することはほとんどありませんので、そういう方は特に楽天モバイルがオススメといえるでしょう。
参考までに、データ通信量の目安を下記にまとめます。
データ通信量の目安
用途 | 通信量 | 20GBに達するまで |
---|---|---|
メール送受信 | 約500~600KB/1通 | 約33,000~40,000通 |
LINEのやりとり | 約2~3KB/1通 | 約666~1,000万通 |
ニュース記事の閲覧 | 約300~500KB/1ページ | 約40,000~66,000ページ |
音楽のダウンロード | 約4~5MB/1曲 | 約4,000~5,000曲 |
動画の閲覧(Youtube等) | 約5~6MB/1分 | 約3,300~4,000分 |
上記を見れば分かる通り、ネットニュースの閲覧やメッセージのやり取りだけだと月間20GBをオーバーすることはまずあり得ないと断言していいでしょう。
もちろんあくまで目安ですので、上記の数字よりも通信量が大きくなるケースは多々ありますが、それでも「毎日LINEを20万通送ります」「ネットニュースを毎日1,000ページ以上巡回しています」というのは少し考えにくいですね……。
ただし、音楽のダウンロードや動画の閲覧は流石に結構な通信量が発生しますので、これらを日常的に楽しむ方であれば20GBをオーバーすることは普通にありえます。
またリアルタイム通信式のネットゲームをプレイすると、動画閲覧と同等かそれ以上の通信を要することもあるので要注意です。
広いエリア・高い安定性を求めるならahamo
上記のように料金面を見れば楽天モバイルの方がメリットが大きいといえるでしょう。
しかし、楽天モバイルで用意されている高速ネット通信(LTE)は楽天エリア圏内でしか利用できず、それ以外だと通信ができない場合があります。
現在進行系で全国の各拠点に対応エリアの拡充を進めているそうですが、それでも「楽天モバイルがつながらない」という声も少なからず起こっているので、その点のリスクを予め調べた上で安全に利用できるかどうかは自分で確認しておかなければなりません。
そういう意味では、ahamoはあくまでNTTドコモの「新プラン」として用意されたサービスですので、対応エリアが広く安定したドコモ回線での通信が可能という点が大きなメリットとなっています。
仕事柄出張が多く、全国の様々な場所で通信できないと困るという方などはahamoを選択したほうが無難でしょう。
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