お墓(墓石)の価格の相場は?お墓を建てるために必要な費用とは

お墓(墓石)の価格の相場は?お墓を建てるために必要な費用とは

墓石の価格に関する情報を中心に、墓石のデザインや意味などさまざまなことについてお伝えしていきたいと思います。
このページをご覧の方の中には、「墓石の価格ってどれくらいするの?」と聞かれたときにすぐに答えることができる人はいますか?

きっといつも使っている電車の切符の値段や、毎日通っているコンビニのお弁当の値段などはすぐに答えられるかと思いますが、墓石の価格といわれるとピンと来ないと思います。
しかし、私たち人間にとって墓石は国が変わっても同じように作られてきたものです。故人に安らかでいてもうらとい想いがあり、非常に大切な存在です。

そんなわたしたちにとって大切な墓石。
冒頭でもお伝えしたように、今回は墓石の価格について詳しくご紹介していきたいと思います。

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墓石の平均価格は?

お墓の値段
私たち人間には、魂があり命があります。
生まれた瞬間から、いや母親のおなかの中で成長していた時から命というのは存在していて、そして死に至るまで命は存在し続けます。

私たち人間は、長い年月をかけて墓石を建てるようになりました。
石のデザインや意味、現在では価格といった部分は、それぞれの地域、国、文化によっても違ってきます。

形に関しては、私たち日本人には、お盆などにお墓参りをする習慣がありますので、どんなものかは想像しやすいのではないでしょうか。
しかし、いざお墓を購入しようと考えた時、一体いくらくらいするのかわかりますか?

現在の墓石の平均価格は、大体140万円程といわれています。

地域によって価格は違ってくる

墓石の平均価格は、先ほどもお伝えした通り約140万程といわれています。
これはその年によっても変動があることもあります。

また実は東日本と西日本では平均価格が違ってくるのを知っていましたでしょうか?
東日本では約150万円なのに対して、西日本ではおよそ130万円ほどといわれています。

東日本と西日本という国内だけでも、墓石の価格は20万円ほどの開きがあるなんて意外ですよね。

ただ、今紹介した価格は、墓石そのものにかかる料金だけの平均価格です。
お墓を建てるためには、墓石以外にも墓地を借りるための使用料などもかかってきますし、お墓を維持するための管理費も必要になってきます。

また、墓石の価格は種類や面積などによっても違いが現れます。

墓地の種類

いろいろなお墓
墓石の価格に開きが出てくる理由の一つとして「墓地の種類」があります。
墓地にはいくつか種類がありそれぞれ「民間霊園」「公営霊園」「共同墓地」「寺院墓地」などがあります。

実は、これら墓地の種類によって、土地の使用権にあたる「永代使用料」の価格に違いが出てきます。
またこの永代使用料は、同じ種類の墓地でも、その墓地の大きさや格式、地域といった部分によって価格は大きく違ってきます。

民営霊園

この墓地はお寺など宗教法人の委託を受け、民間で管理している墓地の事を指します。
新聞の折り込みチラシなどでお墓を建てませんか?という応募をしていることもあります。
土地さえ空いていれば、希望した面積を借りることができます。

公営霊園

墓石を購入するときは、価格にも注目したいところです。
そしてその墓石の価格は、墓地の種類によっても大きく変わるわけですが、公営霊園は比較的安い墓地といえます。
公営霊園というのは、民間ではなく市町村といった自治体が運営している墓地の事です。

4つある種類の中でも比較的人気が高いのが、公営霊園いなります。
そのため、公営霊園は抽選方式になっていることもあります。

共同墓地

共同墓地とは公営霊園よりさらに小さい範囲で、地域住民が自主管理している墓地を共同墓地と呼んでいます。
難点が新規での募集をしていることが少なく、共同墓地はなかなか借りづらいといえます。

寺院墓地

寺院墓地はお寺の事です。
寺墓地とも呼ばれ、お寺の境内の中にある墓地のことの総称をいいます。寺院墓地にお墓を建てることの絶対条件として、そのお寺に檀家として入る必要になってきます。
檀家になることのデメリットとして、お布施などで余計な経費が掛かってくることがあります。

このように墓石の価格は、選ぶ墓地の種類によっても様々です。
種類によって特徴も違ってくるので、自分に合った条件と価格の墓地を選ぶようにしましょう。

墓地の面積

墓石を購入するときには、墓地の種類についても知っておくことが大切です。
その中で、墓地の面積にもしっかりと注目するようにしましょう。
なぜならば、墓地の面積によって墓石に使用する石材の量や土台部分にあたる基礎の大きさが違ってくるからです。
当然その量や大きさによって求められる料金も違ってきます。

お墓のデザインや装飾

他にも墓石のデザインによっても購入価格は違いが出てきます。

墓石の形というのは、地域によって少しずつスタンダードな形状が異なるのを知っていますか?
例えば、九州地方では、墓石の下部に平均よりも大きな納骨室を設置することが多々あります。

その分石材をたくさん使用することになるので、価格もその分高くなってきます。
他にも墓石の周りの装飾や、墓石自体の大きさでも価格は高くなります。

お墓について知識を深めよう

お墓の話となると、「まだ生きているのにどうなの?」と「不謹慎じゃないか」なんて考える人も多いと思います。
しかしこういった話は、生きているうちにしておかなければ死んでからでは手遅れになります。

生き物である以上はいつか、身体は朽ち果てこの世を旅立つことになります。
そうなった場合、墓石を選ぶことも手続きをすることも全て残った人ですることになり、迷惑をかけてしまいます。
自分が天国へ旅立った後、ずっと過ごすことになる場所ですから、デザインや場所など細部にこだわってお墓を購入できるようにしておきましょう。