Go Toキャンペーンって何？気になる開始時期や割引特典について

世界中をパニックに陥れた新型コロナウイルス騒動。
政府からの外出自粛要請や各種レジャー・イベントの中止でストレスを抱えている方も少なくないかと思います。
そんな中で今注目を集めているのが「Go Toキャンペーン」と呼ばれる経済政策です。

新型コロナ感染拡大防止が全国で呼びかけられる中、多くの事業が休業を余儀なくされました。
「コロナショック」とも呼べる未曾有の緊急事態に、悪化が懸念される景気・経済を再興させるべく観光業や飲食業、レジャー・イベント事業などを対象に需要喚起のための支援が行われるというものです。

今回は、そんなGo Toキャンペーンの概要についてご紹介したいと思います。

【追記】Go To Travelキャンペーンが7月22日実施に決定しました！下記に最新情報を掲載しております！

Go Toキャンペーンは大きく分けて4種類

Go Toキャンペーンには「Travel」「Eat」「Event」「商店街」の4種類があり、いずれも料金の割引やポイントの付与などのお得な特典が受けられるという内容になっております。

Go To Travelキャンペーン

旅行業者等経由で、期間中の旅行商品を購入した消費者に対し、代金の１／２相当分のクーポン等（宿泊割引・クーポン等に加え、地域産品・飲食・施設などの利用クーポン等を含む）を付与（最大一人あたり２万円分／泊）。

Go To Eatキャンペーン

オンライン飲食予約サイト経由で、期間中に飲食店を予約・来店した消費者に対し、飲食店で使えるポイント等を付与（最大一人あたり1000円分）。

登録飲食店で使えるプレミアム付食事券（２割相当分の割引等）を発行。

Go To Eventキャンペーン

チケット会社経由で、期間中のイベント・エンターテイメントのチケットを購入した消費者に対し、割引・クーポン等を付与（２割相当分）。

Go To 商店街キャンペーン

商店街等によるキャンペーン期間中のイベント開催、プロモーション、観光商品開発等の実施。

国土交通省の公式サイトから上記引用してまいりましたが、どれもこれも大胆なまでにお得な施策が並んでいますね！
中でもやはり一番目を引くのがGo To Travelキャンペーンではないでしょうか？

コロナ騒動の影響で旅行やレジャーに行けなったという方は非常に多いかと思いますが、緊急事態宣言も一旦は解除となり、政府も我々市民の経済活動を上記のような支援という形で後押ししてくれているので、この機会を逃すわけにはいきませんね。
そこで、ここではGo To Travelキャンペーンにスポットライトを当ててご紹介したいと思います！

Go To Travelキャンペーンの開始はいつから？期間は？

さて、気になるGo To Travelキャンペーンの開始時期と期間についてですが、現状はコロナウイルスの感染状況を見て収束の目処が立ち次第……という姿勢をとっています。
当キャンペーンが発表された当初は「7月下旬頃」とのことでしたが、6月16日の国土交通大臣の会見によると「夏休みの早い段階」つまり8月上旬が目処となっています。

しかし、これはあくまで現時点での目安ですので今後のコロナウイルスの感染状況が悪化するようであれば延期の可能性もあります。
現在でも県を跨いだ移動については段階的に制限を解除している状態ですので、そちらの動向を追っておくと今回のGo To Travelキャンペーンの開始時期の見込みも把握できるでしょう。

なお、当キャンペーンの実施期間については6月現在の時点で「2021年3月中旬まで」とされていますが、こちらもキャンペーンの開始時期や予算の都合で前倒しもしくは延期されることも予想されます。
いずれも目安として知っておくといいでしょう。

Go To Travelキャンペーンの詳しい内容は？

Go To Travelキャンペーンの内容は、上記のように至ってシンプル。
日本国内47都道府県内の旅行プランであれば、どこでもキャンペーンによる補助が受けられます。
ただし、上記の表に書いてある通り旅行会社が販売するプラン（ツアー）を購入した場合のみ対象となりますので、個人で宿泊施設や交通機関を手配した場合はキャンペーン対象外となってしまうので注意が必要です。

そして日帰りか宿泊かで上限額が異なり、また補助金も全てが料金割引に充てられるわけではないので、その点も踏まえて下記の図を参考にしてみてください。

簡潔に説明しますと旅行代金の最大50％が補助されるというシステムで、日帰りの場合は上限1万円、宿泊の場合は上限2万円が前提条件となっています。
さらに宿泊では1泊ごとに上限2万円の割引適用が加算される形になります。
この特典に人数制限や宿泊日数制限、回数制限等はありませんので、大勢利用すればするほど、長く泊まるほど得をするというシステムです。

そしてこの補助の内訳は「代金割引7割／クーポン充当3割」となっています。
例えば5万円の1泊2日プランの場合、補助額の計算式は以下のようになります。

つまり直接旅行代金から割り引かれる金額は上限14,000円になりますが、残り3割のクーポンは当地のお土産や飲食店などの「地域共通クーポン加盟店」で利用できるので、それを上手く活用すれば十分に旅行にかかる費用を抑えることができるでしょう。

地域共通クーポンの使い方は？

※観光庁配布資料より引用

Go To Travelキャンペーンで支給される地域共通クーポンについてですが、現在のところ「紙媒体」と「電子媒体」の両方で想定されているようです。
1枚あたり1,000円単位で発行され、一般的な金券と同様にお釣りは出ません。

旅行先の地域共通クーポン加盟店（飲食店やお土産屋、観光施設など）で利用でき、電子媒体の場合はスマートフォン等でQRコードを表示し、QRリーダーで読み込んで購入金額の割引を適用する方法となります。

Go To Travelキャンペーンを実施している旅行会社は？

Go To Travelキャンペーンはまだ未定のキャンペーンとなっているため確定情報ではありませんが、2020年6月現在で当キャンペーンの実施を告知している主な旅行会社は以下の通りです。

他にも多くの旅行会社や予約サイトがGo To キャンペーンの開始に先立って準備に取りかかっている最中かと思われます。
キャンペーンについて分からない点、不明な点等あれば旅行会社に直接問い合わせてみるのもいいでしょう。

まとめ

今回のこのGo Toキャンペーンは1兆6,794億円もの補正予算をかけた、かつてない大規模な景気再興政策となっています。
Go To Travelキャンペーンでも約10,000社の旅行会社、約50,000の宿泊施設に加え、約100万店舗の地域共通クーポン加盟店の参画が見込まれており、コロナ騒動に伴う自粛ムードでストレスを抱え込んだ国民にとっても非常に嬉しいニュースとなりました。

新婚さんのハネムーン、学生さんの卒業旅行、社会人の方の慰安旅行、その他個人的な旅行も含めて、今回のコロナ騒動によって予定していた旅行に行けなかったという方も少なくないかと思います。
そういった方々はもちろん、元々旅行する予定を考えていなかったという方も、今年の夏に開始が見込まれるGo To Travelキャンペーンを是非利用していきましょう！