意外と多い?税理士の「うつ病」について
- 2020.03.31
- 税金・法律
税理士事務所で働きたいと思いつつ、「うつ病になってしまったら」という不安を抱える人もいます。
実は税理士事務所はうつ病になりやすい環境だともいわれていますが、本当でしょうか。
ここでは、税理士事務所に所属しているとうつ病になりやすいか、そしてうつ病に関して大事なことについてご紹介します。
税理士事務所では、場合によってはうつ病になることも
税理士事務所に所属していても、全ての人がうつ病になるわけではありません。
どの職種であっても同じように、うつ病になる人とならない人がいて、また、税理士事務所によってその業務内容やストレスの強度など、さまざまな点で異なります。
そのため確かなことはいえませんが、ストレスが掛かりやすい環境である、ということはいえるでしょう。
たった1円の損失が信頼を損なってしまいかねないシビアな世界であり、コミュニケーション能力の重要度が高いため、気を張っている時間が多くなります。
また、移り変わりが激しいので常に新しい知識を学ばなければなりませんし、入力作業ではずっと電卓を叩き続けなくてはいけない環境に閉塞感を覚えることもあるでしょう。
そんな毎日にストレスがたまってしまえば、いつの間にかうつ病になってしまう…そんな事態は考えられることです。
うつ病は治るもので、予防が大事
うつ病は、年代問わずどんな人でもなってしまうおそれがあります。
完璧主義だったり真面目主義だったり、こだわりが強すぎたり過剰に気遣ってしま性格だったり…多くのことが原因となり、ストレスからうつ病を発症してしまうおそれがあるのです。
そこで覚えておきたいのが、うつ病は治る病気であるということです。
うつ病になってしまうと布団から起き上がるのも億劫になってしまい、マイナスな考えが頭を支配してそれが数年と長く続くおそれもあります。
本人にとってはそれが辛く、一生このままなのではないかという思いに囚われるかもしれません。
ですが、うつ病は適切な治療によって症状の軽減や治癒が可能ということを覚えておきましょう。
そして次に、うつ病は予防が大切だということです。
苦しむ期間、仕事ができない期間を作りたくないのであれば、ストレス軽減に目を向けましょう。
休養や睡眠時間の確保はもちろん、読書や運動など、ストレス解消の手段を見つけ、うつ状態になり始めたのを自覚したら早めに対処することが重要です。
また、上記のような税理士事務所の業務について、ついていけないと考えている場合には就職先を選び直すようなアクションも必要になってくるでしょう。
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