担当の税理士事務所のちょっとした変化、気をつけるべき?
- 2021.01.30
- 税金・法律
税理士事務所で引き継ぎが行われたというとき、客側にしても税理士事務所側にしても、どちらにも変化が起こりえます。
中には悪い変化もあり、気をつけていたいことがあります。
ここでは税理士事務所で引き継ぎが行われた際に気をつけておきたいことについてご紹介します。
客側が気をつけておきたいこと
税理士事務所では人数が少なく、税務に関しては所長にお願いしていたということが多いでしょう。
そうなると、その業務を引き継いだ人については、所長の息子かもしれませんし赤の他人かもしれませんが、とにかくあまり接点がなかったということが予想されます。
今までは所長の人柄や能力などを信頼してお願いしていた仕事が、別の人に引き継がれたことで、やはり変化があります。
ほとんど同じようにやってくれることもありますが、人が違えば人柄や能力も違い、経営方針が変わるということもありますし、全く同じようにとはいきません。
それがマイナスの変化だと感じられたら、折を見て税理士変更を考えることが重要になってきます。
所長にはお世話になっていたからとズルズルと続けてしまうと、能力的に問題のある税理士に業務が引き継がれていた場合には、問題が起こることもあるのです。
引き継ぎで所長が代わった際、やめる従業員が多いというような変化が見えた場合には、要注意だといえるでしょう。
税理士側が気をつけておきたいこと
税理士事務所を引き継ぐ側の税理士は、リスクについて特に考えなければならないでしょう。
税務に関して、お客側は税理士の人格や能力を評価し、仕事を依頼しています。
引き継ぎを行ったことで、所長についていたお客が丸々離れてしまうという変化とリスクがまずあります。
自分が倒れてしまうリスクも考えて、業務が引き継げるように税理士を雇わなければなりませんし、所員についても、所長を慕っていた人は離れてしまうなら雇用を考える必要があります。
そして、業務は今までのものに加えて、人を使って税理士事務所を経営するという経営者としての業務が付加されて、さらに忙しくなります。
こういった大きな変化で、税理士事務所の経営が立ち行かなくなる可能性や体調を崩す可能性もあるため、リスクをしっかり考えて行動を決める必要があります。
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