税理士事務所の採用試験でありがちな「逆質問」の意図と注意点

税理士事務所の採用試験でありがちな「逆質問」の意図と注意点

税理士事務所の求人に応募し、書類選考が通ったのであれば、いよいよ面接です。
税理士事務所なら所長が面接をするということも多いので、受け答えについては気をつけたいところです。

特に気をつけたいところといえば、逆質問があります。
ここでは、税理士事務所で行われる逆質問と、気をつけたい点についてご紹介します。

逆質問とは

逆質問とは、面接官側から出される「そちらからなにか質問はありますか?」というような質問のことです。
通常は面接官側から質問をし、こちらはそれに答えるだけですが、今度はこちら側からなんらかの質問を考え、ぶつけなければならないというものです。
こういった逆質問では、今までの面接の内容も踏まえて質問を返す必要があるため、やや難しい部分があるといえます。

逆質問で気をつけなければならない点

逆質問で気をつけなければいけない点は、この逆質問がなんのために出されたものかを考えればわかります。
この逆質問は、いってみれば税理士事務所側が応募者の実力をはかるために行うものです。

なので、「いえ、特に質問はございません」というような受け答えではいけません。
自分がどれほどその税理士事務所を知りたいと思っているのか、税理士事務所の仕事についてどれだけ知識や熱意があるかをアピールするチャンスでもあるので、質問をぶつけましょう。

所長が面接に来ているのであれば税理士事務所を立ち上げた経緯、所員の税理士が面接しているのであれば目指した切っ掛けを聞いてみても良いでしょう。
自分が想像している税理士事務所の業務について話し、そのギャップがないかという確認や、就職までにしておいたほうが良い事柄などを聞いてみても良いでしょう。

また、これまでの面接で確認できていなければ、給料や残業といった待遇面なども聞いて構いません。
税務というお金に関する業務を行うのですから、しっかりお金に対する意識があることをアピールするのは大切です。

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