相続の申告において税理士に支払う報酬の相場は?
- 2020.03.26
- 税金・法律
相続税の申告や手続きは様々な知識や経験が必要となるため、多くの方は税理士に依頼する形になるでしょう。
とはいえ、税理士に依頼することで相続税の節税に成功したとしても、節税額を上回る報酬を税理士に支払うことになっては本末転倒です。
そんなわけで、相続について税理士に相談しようかどうか迷っている方もいるかと思います。
そこで当記事では相続にかかる税理士への報酬の相場についてお話したいと思います。
相続申告にかかる税理士への報酬
一口に税理士報酬といっても、特に規定や取り決めがあるわけではなく事務所によって様々です。
報酬額をどのように設定するかは各事務所に委ねられているため、安いところもあれば高いところもあるというのが実情です。
しかし目安となる計算方法は存在します。
それは、相続額の0.5%~1%です。
例えば遺産総額が5,000万円であった場合、25万円~50万円ということになります。
もし最初に相談した税理士事務所がこれよりも高い報酬を提示してきたら、他の事務所と相見積もりした方がよいでしょう。
こういった相続相談にかかる報酬については各事務所が運営するWEBサイトに記載されていることが多いので、事前に確認しておくことが大事です。
報酬についての注意点
事務所のWEBサイトに記載されている報酬額は大いに参考になりますが、それだけで費用を見積もるのは危険です。
なぜなら、それとは他に成功報酬などの追加費用が請求される場合もあるからです。
成功報酬は、相続税の納税額が減少に成功した場合、その何割かを成功報酬として支払う、というような形で請求され、場合によっては数百万円を取られる場合もありえます。
実際のところ、相続申告はケースバイケースで状況が変わることが多いため、そういった点も含めて入念に担当の税理士と話し合った上で依頼するかどうかを決めてくださいね。
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