「税理士法人」と「税理士事務所」の違いは何?選ぶ基準は?
- 2020.08.03
- 税金・法律
税理士事務所の数は全国に約25,000件にものぼるとされています。
不動産業を営んでいる方なら、一度は税理士に相談する機会があるかと思いますので、何らかの形で事務所へ連絡もしくは訪問することもあるでしょう。
そんな税理士事務所ですが、中には「税理士法人」と名乗っている事務所もありますよね。
税理士法人と税理士事務所……何が違うんだろう?と疑問に思った方も少なくないかと思います。
税理士法人とは?税理士事務所との違いは?
結論からいいますと、税理士法人と税理士事務所の違いは「運営形態の違い」のみです。
税理士事務所では基本的に代表税理士が一人で切り盛りしており、そこに在籍している所員はあくまでスタッフであり税理士ではありません。
いわば個人事業であり、税理士の組織ではないのです。
一方で税理士法人は2人以上の税理士によって設立された法人形態であり、一般的な業界でいうところの株式会社にあたります。
そのため税理士法人の事務所には複数の税理士が在籍しており、また提携先として弁護士事務所や司法書士事務所と結託していることもあります。
基本的な業務内容については税理士事務所も税理士法人も大きな違いはありません。
税理士法に則った「税務のアドバイス」や「記帳代行」等を担当してもらえます。
ただ、税理士法人の方が多くの税理士が在籍していることもあり幅広い業種に精通した専門的な知識と経験の持ち主に会える確率が高く、より高いサービスレベルが期待できます。
また上述の通り弁護士や司法書士等と提携している税理士法人も多いため、税理士だけでは対応できない案件もワンストップで処理してくれます。
もちろん、不動産業に特化した税理士を顧問として迎え入れることもできるので、個人の事務所を選ぶよりは税理士法人を選んだほうがよいでしょう。
-
前の記事
不動産の相続相談は税理士?弁護士?司法書士?それぞれのメリットは 2020.08.03
-
次の記事
大阪市で税理士をお探しの方におすすめの「税理士エージェント」 2020.08.05